転職において自分の容姿に自信が無かったり、面接の受けていた企業からちょっとした外見のいじりを受けたことがある人も少なからずいると思います。今回は転職で面接時の見た目や第一印象の重要性を科学的な部分を含め記載していきたいと思います。
面接で見た目は重要視されるのか?
「就活は見た目が9割」と良く聞いたりしますがそれは本当なのでしょうか?実際にPR TIMESに株式会社マンダムの調査結果がありましたので以下に掲載します。
このデータは新卒採用のものになり、【調査対象】30~60代 上場企業新卒採用担当者 男女 412名となります。新卒採用となりますが、これは中途採用でも同様です。
見てみると、身だしなみからくる影響は93.2%と9割が影響をしているという衝撃な事実となります。
見た目が一番?!メラビアンの法則
次に科学的な角度から見ていきます。すごく有名な「メラビアンの法則」というものがあります。
▼メラビアンの法則とは
1971年にカリフォルニア大学ロサンゼルス校の心理学者であるアルバート・メラビアンが提唱した概念。「感情や気持ちを伝えるコミュニケーションをとる際に、どんな情報に基づいて印象が決定されるのか」ということを検証したもので、その割合が示されています。
視覚情報とは「見た目、しぐさ、表情、視線」を指し視覚情報とは「声の質や大きさ、話す速さ、口調」、言語情報とは「言葉そのものの意味、会話の内容」を指します。
しぐさや表情、視線も見た目の分類に入ります。見た目は9割~5割影響を及ぼす事があるという事になります。
転職は見た目が重要視されるのか?
では転職では見た目が重要視されるのかというと決してそうではありません。厚生労働省の平成27年転職者実態調査の概況での転職者の処遇を決める際に最も重要視した調査では以下の様に出ています。
そう、中途採用は「これまでの経験・能力・知識」が重要視されるのです。
しかしながらボサボサの髪の毛や襟元がダルダルの服装などでは第一印象が非常に悪くなります。知識や経験が抜群でも変な部分でマイナスにされる事は自分にも相手にも良い影響ではありません。
中途採用や転職において、見た目は一番ではないがその人という部分を見る一つの要素として判断される。というのが中途採用における反応です。
見た目で損しない為の3つの転職面接ポイント
メラビアンの法則では視覚情報が5割というのがわかりました、そしてその視覚情報とは 「見た目、しぐさ、表情、視線」 の事であります。それでは具体的に損しない為にはどうしたらよいのか見ていきましょう!
しぐさには気を付けろ!面接時のNGしぐさ
面接時のしぐさは特に気をつけておきたいところ。以下の様な行動はマイナス評価につながります!
・姿勢が悪い
・視点を落とす
・髪を触りすぎる
・手遊びをする
・貧乏ゆすり
・そわそわと落ち着きが無い
姿勢に関してはオンライン面接など気にしなくても大乗な場合もありますが、オンライン面接の場合では画面にしっかりと自分が映る様にしましょう。バストアップぐらいから映るのがベストです。
また、視線を落とすというのは=目を見て話さないという事と同じです。これをしてしまうと自信の無さの表れや目を見て話せない=コミュニケーションがとれないと思われても仕方ありません。
髪をさわりすぎるのもNGです。これと同様で、手遊びや貧乏ゆすり、そわそわと落ち着きが無いと面接官の気が散りますし、なんだか変な人なのかなと思ってしまいます。
面接の時は最低でもおかしな行動をしないように心がけましょう。
面接は対話!相手と対話しろ
面接と聞くと緊張してしまうのは仕方ありません。しかしながら面接は簡単に言うと会話、対話なのです。人と会話するのと同じなのです。
意外とこの部分に気づかずガチガチに面接をしてしまい、「なんだか普通の面接だったなあ」という感想になってしまうとマイナスの要素もあまりありませんがプラスの要素もありません。これではもったいないです。
対話するにはまず笑顔が大切です。これは私はあなたの敵ではありません、あなたの話を聞きますよなどの意思表示となり相手の心の距離が近づきます。これは非常に大切な要素です。
実際に私はこれを心がけて面接を受けていますが。はじめの挨拶をニコニコ笑顔でいると相手から「めちゃくちゃ笑顔がいいですね!」と言われたりした事があります。こうなると自分も緊張がほぐれてその後の会話が物凄くしやすくなります!
とにかく第一印象を良くしろ!
第一印象が悪いと人は先入観を持ってしまいます。面接時に第一印象が悪くなると「あ、この人あんまり魅力がないかも」と思われてしまいマイナスの要素がとても強くなります。これではどんなに良いスキル経験を持っていても「うちとは合わないな」と判断されてしまいます。
では第一印象を良くすることとは何なのでしょうか。
・笑顔でいること
・ハキハキとしゃべる
・目を合わせて喋る
・背筋を伸ばす
・清潔感のある髪型、服装
ありきたりの事であるのですが、最低限これだけは守ってください。この中で最も重要なのは清潔感と笑顔です!
顔採用があるような会社や業種は避けろ
これは見た目にあまり自信がないなら最も避けた方が良い事です。例えば受け付けや秘書などはどうしても対外的に出るという部分もありどうしても容姿を気にしてしまう職種であると思います。
また、顔採用をしている企業も少なからずまだあります。あまり情報として表には出てきませんが企業の口コミサイトなどを見るとちょこちょこと書き込まれている企業はあります。その様な会社は避けてみるのもありかもしれません。その様な企業ではスキルや経験というより外見が最も重視される傾向があるからです。
容姿に自信が無いなら変える道もある。-海外の事例
どうしても自分の容姿に自信が無いのであれば自分の容姿をプチ整形で変えてみるのもありです。実際に営業の方で第一印象や容姿を良くしたいという方でプチ整形を行う男性も少なくないという世の中です。
実際に海外のベトナムでは面接で外見をけなされて整形を行い自信に満ち溢れた事例がニュースでとりあげられています。
面接で外見をけなされたベトナム人男性、9度の整形で別人に
この様に何度も行い別人になるというのは行き過ぎた例ではありますが、容姿でマイナスになるのであればプチ整形で自分自身に自信を持つのもありなのではないでしょうか。
【まとめ】面接における見た目や第一印象はとても大切
今回は就職活動における見た目の重要性について書いていきました。面接官は中途採用の場合においてはスキル経験を重視する傾向でありますが、会社の社風に合うのか、この人はどういった人なんだろうという視点でも評価をします。
そこの部分でマイナスの評価をされるよりプラスに働くような外見であり態度であった方が当たり前に良いと思います。
余計な部分でマイナス評価をされてしまう前にどうしたら高評価を得れるのか等考えてみると内定は近づくと思います!

転職回数7回、大手メーカーからベンチャー企業までを経験。カジュアル面談、面接の数は100を超え。転職回数の多さや短期離職、コロナ禍の転職2回と様々な経験を活かし、誰かの為になればと思い「しくじり転職ラボ」を立ち上げ。