今回はパワハラにあった場合にどうするか、転職するのかしないのか、という事を記事にしていきたいと思います。私は実際にパワハラに遭遇し5ヶ月で退職をした経験があります。実際にパワハラにあうとそれはもう本当に人が変わります。
今回は実際にパワハラに遭遇した、転職するかそのまま続けるのか。会社に行きたくない場合はどうしたらいいのか、転職をすべきなのか。という事を細かく体験を元に書いていきます。
まずはじめに私のパワハラ体験。
正直、パワハラって何?そんなの精神的に弱いやつがワーワー言っているだけじゃないの?と思っていました。実際に自分が受けるまでは。
2020年の後半に転職をし、さあこれからがんばっていこう!と思ったのもつかの間。上司がパワハラ上司でした。自分の一ヶ月前に入ってきた人が気に食わないとの事で毎日その人の愚痴を聞かされる日々。なぜか2-3時間その先輩と一緒に怒られ続けるという日もありました。
正直、自分は気にせず仕事に専念していたので個人的な攻撃はあまりなかったのですが、それでも先輩に対するパワハラが酷く気が滅入っていました。
・受けている本人は精神的にひどいダメージを受ける
・本人以外にもその周りに対する悪影響は大きい
非常に腹が立ったのでパワハラを社長にまで相談。その効果とは。
普通に働けない、仕事が進まないという事もあり「これはいかん」という所で私は各所に火をつけ始めました。
事業部長、人事部長、社長、と「何が起きているのか、何が問題なのか、どうしていけばいいのか」を相談しました。相談すると「そんな人だったんだ!?」という声が多く「考えます」という返事しか得られませんでした。
結果、上司はおとがめなし(なぜか昇進してた)、パワハラは終わりませんでした。私はそこで転職を決意し色々と対策し入社してから2ヶ月で出社しなくなりその後3ヶ月リモートで働き退職し転職しました。
要因としてはその上司は仕事を出来る風に見せており上司や社長には信頼があった為です。社内の規定も何も意味がありません。
パワハラにあったら転職をすべきなのか
では、パワハラに遭遇したら転職をした方がいいのでしょうか?入社したてで短期離職となると、転職するにも躊躇してしまい最悪の環境で我慢を強いられてしまうかもしれません。
この部分の判断はとても難しいのですが私自身パワハラに遭遇した見解を書いていきます。
あなたの目的は何ですか?まずそこを考えよう。
パワハラだ!っとなった時、目の前はその「パワハラ」だけになってしまいます。パワハラから逃げたい、この環境は嫌だ!と思いますが。ちょっと待ってください!
あなたがその会社に入社した理由はなんでしょうか?
自分のキャリアビジョンは何なのでしょうか?
まずそこを考えてみてください。確かにパワハラは許されない行為ですし、周りにも悪影響を及ぼすただのエゴです。しかしながら、まず自分を振り返るべきなのです。これが出来ていないと続けるのか退職して転職をしていくのかという方向性が定まりません。
最悪の環境だから退職する!でも良いと思いますが「自分の思いやビジョンが叶わないから退職して次の職場にいく」という方向性を定めないと良い決断、選択ができないからです。
次に、その目的を叶える為に何をするのかを考える。
自分の思いや叶えたい事が洗い出せたら。次にそれを実現する為の選択を考えるのです。例えば、「営業としてトップセールスマンになりたい!」というのがあるのであれば「今の環境でそれが実現するのか、叶えられるのか」を考えてみてください。
別の会社に行ってもそれが叶えられるのであればパワハラの環境など、どうでも良いので退職を選択します。逆に「その会社でしか叶えられない」のであればどうにか今の環境を変え、在籍し続けるという選択がとなるでしょう。
転職系のサイトを見ると「パワハラを受けたらそんな会社すぐ辞めていい!」と書いてあるサイトがほとんどです。しかしながらほとんどのサイトが無責任なのです。
パワハラにあった!
↓
すぐ辞めて良い!
では駄目なのです。
パワハラにあった!
↓
まず自分の叶えたい事を洗い出し、今の環境で実現できるのかを考える
↓
叶えられないなら辞める準備、叶えられるのであれば在籍を選択
この様に考えるべきなのです。
あなたの人生なので安易にすぐ辞めて良い!などと書くのは厳しいなあと感じています。
パワハラでも安易に退職を選択をするな。
前項でほとんど書いてしまいましたが、安易に退職を選択する事は間違っているのです。その会社でしか出来ない事があるのにパワハラで退職をし後で後悔をしても遅いのです。
まずパワハラでグッタリしているのであれば「自分の叶えたい事、それが今の環境で実現できるのか、じゃあどの選択が最善なのか」を考えるのをいち早くやるべきなのです。
パワハラで退職を決意し転職をする際の心得
自分自身と環境を見つめなおし「退職」を選択した人に向けて記載をしていこうと思います。パワハラで退職する際でも色々なノウハウがあると私は思っています。
その一部を展開していこうと思います。
会社にいきたくない場合はどうするか。
もう限界だ!会社に行きたくない!という場合はあると思います。その場合はどうしたらよいのでしょうか?
今の世の中、完全にリモートワークにしてしまえば良いのです。週に2日などリモートワークを実施しているのであればやりやすいと思います。
しかしながら、なかなか厳しいという方も居ると思います。その場合は「精神科などで診断書を貰う」という荒業があります。もちろん何もないのに嘘をついて診断書を貰うのはいけません。
パワハラにあって出社し続けて、適応障害やうつ状態になったら働けなるかもしれません。だからこそその環境を変えるという事をまずした方が良いと思います。
ただし、診断書は「休職を要す」という事を書かれると思います。休職をしてしまうと転職する際に不利になる可能性があるので、会社に提出する際には「リモートワークで働きたい」という事を伝えてください。
在職しながら転職活動をする。
これは絶対です。これを実現させる為にも少しでもストレスがない環境が大切です。離職をしてから転職活動をするのは無職の期間が長くなるかもしれませんし、面接を受ける際に心象が悪くなります。
また、最悪休職をして休職手当を貰うという事もできますが、休職をしているという事が分かるとこれも面接の際に不利になる可能性が高いです。
それであればフルリモートワークにして在籍しながら転職をした方がメリットがあります。
それでも無理なら休職する。
リモートにもできない、在籍中に転職活動もできないのであるなら「休職する」か「出社しながら転職活動をする」の2つになると思います。
出社できないのであればいっその事「休職」を選択するのもありかと思います。
休職をすると以下の様なメリットがあります。
・休職手当が貰えるので経済的に困らない
・優先して転職活動を行える
・パワハラというストレスから解放される
メリットはストレスから解放されるという部分が大きいです。そしてそのストレスから解放される事により転職活動も良い精神状態で行える部分も大きいと思います。
しかし、デメリットも存在します。
・休職がバレたら印象が悪くなる
・何があったのかを深掘りされる
一番は印象が悪くなるという部分が強いです。これは休職をしていると「何か病気があるのか?」と思われてしまうからです。心身ともに健康ではない人を採用するというリスクに直結してしまうので内定までたどり着けるのかとなると少し厳しいかもしれません。
この様に休職にはメリットデメリットが存在しているので自分の状況をよく鑑みて判断する必要があると思いますが、ニッチもサッチもいかないのであれば選択肢として存在しているのを頭に入れておきましょう。
【まとめ】パワハラでも転職すべきかはしっかりと判断しよう
今回はパワハラに関して書いていきましたが、まとめると以下の様になります。
・自分の目的や叶えたい事を整理する
・今の環境で叶うのかを判断する
・駄目なら転職を判断
・叶うなら今の環境を変える
上記の様に考えて判断をしていくのがベストでパワハラだから転職!と安易に考えないようにしていきましょう。
また転職する際は以下の様な項目が大切だと思います。
・出社したくないならリモートワークにする
・在籍中に転職先を見つける
・切り札は休職がある。
パワハラは本当に当事者になると本当に深い悩みになります。いつ自分の身に降りかかるかわからないので心得など把握しておくことは大切です。

転職回数7回、大手メーカーからベンチャー企業までを経験。カジュアル面談、面接の数は100を超え。転職回数の多さや短期離職、コロナ禍の転職2回と様々な経験を活かし、誰かの為になればと思い「しくじり転職ラボ」を立ち上げ。