実は短期離職にも種類が2つあります。それは短期離職と超短期離職。「超」ってなんだよwwwと思うかもしれませんが非常に短期間で辞めてしまうのが超短期離職になります。
今回は超短期離職とはどれぐらいの期間なのか、新卒や中途で超短期離職をしてしまった場合など色んな切り口を書いていきます。
また私は超短期離職といわれる事を2回連続してしまっています。この自身の体験も元に書いていこうと思います。
▼短期離職ノウハウ記事一覧はこちら
超短期離職の期間とは
一般的に短期離職は1年未満や2年未満と言われています。あまり明確な期間は設けられておらず、だいたい1-2年で退職する人を指します。多いのはだいたい1年かと思います。
それに対し、超短期離職はそれよりさらに短い期間で辞める人を指し、期間でいうと「半年未満」で退職した人が「超短期離職」の枠に入ってきます。ですので一ヶ月で辞めようが五ヶ月で辞めようが超短期離職者となります。
また、はっきりと短期離職と超短期離職は区分けされされていないので1年未満の人を超短期離職と区分する場合もあります。
半年未満:超短期離職と区分け
1年未満 :超短期離職、短期離職かが曖昧
1年から2年:短期離職
何にせよ、超短期離職でも短期離職でも短い期間で辞めてしまった事には変わりありません。
新卒の超短期離職率(1年未満)はどれぐらいなのか
ここで新卒の1年未満で辞めている率を見ていこうと思います。元データは新規学卒就職者の在職期間別離職率の推移|厚生労働省(PDF資料)
この資料を元に平成28年3月卒業で1年未満の離職率をグラフ化してみました。上記のデータには中卒も入っていますが母数が少ないのでパーセンテージが高いので今回は高卒以上で集計してみました。

新卒での1年未満に離職した人は上記の様になっています。
高卒:17.4%
短大卒等:17.5%
大学卒:11.4%
トータル:14.0%
高卒、短大卒等では17人に1人、大卒では11人に1人、すべてだと14人に1人は1年未満で辞めているという結果に。
14人に1人、と聞くと意外と多い様な、少ない様なという感じですね。
また3年未満となると大卒で32%となり3人に1人は3年以内に離職しています。近年その離職率の高さから問題視されています。
中途採用を含む1年未満の離職率
中途採用だけに限定したかったのですがデータがどこにも見当たらなかったので中途採用を含むデータになりますが
▼退職するまでに在籍していた期間(1年以内正社員のみ) 半年未満:7.8% 半年以上~1年未満:9.8%
全体で17.6%で約2割の人が1年未満で退職をしている状況であります。約5人に1人という状況です。
新卒でも中途でも1年未満という超短期離職をすると?
各種データを見ていきましたが次に新卒でも中途でも1年未満の超短期離職をしてしまった場合どうなるのでしょうか。新卒と中途では環境が違いますのでまず新卒から見ていきます。
新卒で一ヶ月や半年の超短期離職をした場合。第二新卒があるから大丈夫
新卒の場合、私はそこまで気にする必要はないと思います。なぜなら「第二新卒」があるからです。第二新卒もハッキリとした定義はありませんが「社会に出たことのある、そんなに軽々が無い人」というところでしょうか。
第二新卒は企業側にメリットがあり、多くの企業が「第二新卒採用」を実施しています。
そのメリットとは新卒を雇うと教育コストが高くなりますが、一度でも社会に出てある程度の教育を受けている人間を雇うので本当に社会人の基礎を教えるという手間が省けるからです。社会人の基礎は超短期離職をしても一ヶ月もあれば教えられます。
新卒の場合の超短期離職はそこまでハイリスクというわけではありません。しかしながらなぜ超短期離職をしてしまったのかは必ず対策をしておきましょう。絶対聞かれます。
中途で超短期離職をした場合。
正直、1回ぐらいの短期離職、超短期離職でも「終わり」という事はありません。そんな事で人生が終わっていたら日本の結構な人口が人生終わっていますwしかしながら、多少なりともリスクは負うことになります。
書類選考に通りづらくなり転職活動の長期化や、面接での突っ込みなど短期離職をしてしまうと「私は本来短期離職する人ではない」と弁解をする必要があるのです。
当サイトには中途での短期離職に関する記事がたくさんありますのでそちらを見ていただいてリスクやノウハウを学べるので是非見てみてください。
超短期離職をしても履歴書や職務経歴書に書け!ごまかし、嘘NG
短期離職をしてしますと安易に自分の職歴を汚してしまうので「ごまかしたい」「隠したい」と思う人は多いはずです。しかしながらそれはリスクとなる可能性が高いので絶対にやめましょう。1度や2度の短期離職などしっかり弁解できるのです。
ごまかしたり隠したりするリスクはまた記事を書こうと思いますが、刑事事件に発展するような犯罪行為ではないのですがバレた場合、環境の悪化や最悪解雇まであり得ます。そんなリスクを負うぐらいならしっかりと精神誠意を見せて説明した方が良い印象を与えます。
私の経験ですが面接時にその様なごまかしや嘘、隠してるのではといった感じで事細かに掘り下げられた経験があります。退職をした年月、次の入社年月なども細かく見られました。そこでボロが出ると一発アウトを食らいます。
人間完璧に嘘をついたりするのは難しいです、ごまかして入社しても源泉徴収票や年金手帳などから発覚するかもしれません。
その場合、困るのは自分自身であるので隠したり、ごまかしや嘘は絶対にやめた方が良いです。
超短期離職をしても落ち込まなくていい
私の身内でも新卒で入社した会社を1年未満で辞め、そこから自分を卑下する様になりフリーターをしたりプラプラしていたりしている人が居ます。
しかしながら、短期離職をしても何も挫折したり自分を卑下する事は無いのです。人生終わりなんて事はまったくありませんから。
ただ、そこで挫けて何も前に進まなかったら「人生は終わり」です。一度や二度の失敗をしても自分が前に進もうとしたら絶対に就職先は見つかりますし大丈夫です!
超短期離職に関して書いていきましたが過ぎたことは仕方ない!次に進んでいきましょう!

転職回数7回、大手メーカーからベンチャー企業までを経験。カジュアル面談、面接の数は100を超え。転職回数の多さや短期離職、コロナ禍の転職2回と様々な経験を活かし、誰かの為になればと思い「しくじり転職ラボ」を立ち上げ。